強酸性水(次亜塩素酸水)が新型コロナウイルスの除菌に必要な塩素濃度はたった10ppmだったの？

この記事を読むための時間：1分

すみません。今の今まで経済産業省所管のNITEの発表により次亜塩素酸水の新型コロナウイルスの不活性化に必要な塩素濃度は35ppm以上とお伝えしておりましたが、新たな情報を入手しましたので、お伝えいたします。これは次亜塩素酸水全体の話ではありません、強酸性電解水(強酸性次亜塩素酸水)のみです。2020年11月2日大阪医科大学とカイゲンファーマ（株）の共同研究で発表されました。どうやらNITEは試験ウイルス液中に５％の血清が含まれた試験液を使用した模様です。強酸性水（強酸性次亜塩素酸水）は、血液などのタンパク質に触れると分解するため威力が減少し正式な数値ではない可能性があるため、試験ウイルス液中に含まれている血清を取り除いた後に、試験を実施された様です。そして塩素濃度たった10ppmの1分で99.99%以上の除菌率を確認されたとの発表を見ました。（参考：強酸性電解水（有効塩素濃度10ppm）で新型コロナウイルスを不活性化できることを確認）

 

カイゲンファーマ（株）は、強酸性電解水の内視鏡洗浄機器を販売しております。その機器の塩素濃度は10ppmと低塩素の為でもしっかりと内視鏡の洗浄消毒を行えているにも関わらず、今回のNITE試験の35ppm以上という判断に違和感を感じられていたのが、背景にある様子です。

 

これで非常に高い可能性となったのは、新型コロナウイルスに対しての除菌で必要なのは、高塩素濃度だけではないという事です。他の次亜塩素酸水と強酸性水（強酸性次亜塩素酸水）との違いは、除菌成分が次亜塩素酸だけではなく強酸性水にはOHラジカルが多く含まれている事にあります。塩素の濃度だけが威力だと勘違いしている他の次亜塩素酸水とは、本当に別規格にしていただきたいです。それだけ威力が違うにも関わらず安全性が高いのです。

 

そして強酸性電解水の機器は、内視鏡洗浄消毒の機器だけではなく、手指洗浄の医療機器や医療器具の洗浄用機器、食品洗浄の厨房用などの多岐にわたって日本国内中にだいぶ多く広がっております。次亜塩素酸の塩素濃度10ppmで有効になる可能性が高いとなれば、医療用だけではなく食品洗浄用の低塩素濃度でも非常に活用性が高くなれる大事な話となります。

 

弊社の容器で販売している強酸性水も、塩素濃度の低下が心配されておりますが、10ppmでも効果がある可能性が出てきたとなれば、とても安心してご利用いただけるのではないでしょうか？

 

ただし！強酸性水はタンパク質などの汚れで分解してしまいます。使用前に先にしっかりと汚れを落としてから、使用してください。

 

変異した新型コロナウイルスも含めて、ワクチンが広がるまでは強酸性水で頑張って予防していきましょう！