次亜塩素酸水の安全性と各種類の違いとは
強酸性電解水が解らない方は、本物の次亜塩素酸水とはを参照してください。
強酸性電解水の安全性
毒性の試験を行い、それを指標に安全性を確認するのは現代社会では必須です。
1993年代に「 超酸化水 」において、強酸性水も各種毒性試験を行っており、弊社はその技術を受け継いでおります。
試験機関:財団法人 化学品検査協会 化学品安全センター
(1)超酸化水の細菌を用いる復帰突然変異試験 試験コード番号:K01-1339
代謝活性化系を添加しなかった場合及び添加した場合についてプレインキュベーション法で検討した。
復帰突然変異誘発能がないものと判断した。
(2)超酸化水のウサギにおける5日間皮膚累積刺激性試験 試験コード番号:L03-0003
5ヶ月齢のニュージーランドホワイト種雄ウサギ6匹を用いて行った。
非擦過傷部、擦過傷部とも皮膚反応は認められず、皮膚累積刺激性はなかった。
(3)超酸化水のウサギにおける眼刺激性試験 試験コード番号:H04-0036
5ヶ月齢のニュージーランドホワイト種雄ウサギ6匹を用いて行った。
ウサギの眼に対して無刺激物(Non irritant)と評価された。
(4)超酸化水のラットにおける単回経口投与毒性試験 試験コード番号:A16-0176
14日間観察単回経口投与毒性試験を5週齢の雌雄各5匹/群のCrj:CD(SD)ラットを用いて行った。
毒性がないことが確認された。
(5)超酸化水のラットにおける7日間反復経口毒性試験 試験コード番号:B19-0025
5週齢の雌雄各5匹/群のCrj:CD(SD)ラットを用いて行った。
毒性がないことが確認された。
その他の強酸性電解水の安全試験
参考
医療用具承認装置による強酸性電解水の規格基準(医療編)2003年版より(1)急性経口毒性
マウスに50mL/kg経口投与したが毒性症状は認められなかった。(2)皮膚一次刺激性および皮膚累積刺激性
ウサギの皮膚につけた傷に1日1回5日間続けて滴下したが変化は認められなかった。ラットの手足を対象に1日30回(1回15秒または30秒間浸す)の反復投与試験(3ヶ月間)を行い、
皮膚の変化、血液学的、生化学的、病理組織学的に観察したが、ラットの皮膚又は全身に異常を認めなかった。
(3)急性眼刺激性
強酸性電解水を滴下後72時間観察したが、角膜、虹彩、結膜等に変化は認められなかった。(4)皮膚感作性
モルモットの皮内に1週間毎に3回強酸性電解水を注入後、皮膚の変化(浮腫、紅斑)を観察したが、変化は認められなかった。
(5)口腔粘膜刺激性
ハムスター頬袋に強酸性電解水(流水)を30分間作用させた後の変化を肉眼および病理組織学的に調べたが、変化は見られなかった。
(6)細胞毒性
ヒト、マウス、ハムスター由来の細胞培養液に強酸性電解水を添加し72時間作用させた結果、高濃度では細胞の増殖がやや抑制されたが、それ以下では変化は認められなかった。
また、強酸性電解水の殺細胞作用が観察されているが、他の常用消毒液に比べて毒性が少ないことが認められている。
(7)復帰突然変異原性
微生物(サルモネラ、大腸菌)の遺伝子突然変異を調べる方法で、強酸性電解水を直接作用させるかあるいは哺乳動物の肝臓から抽出した薬物代謝酵素を含む画分で被験物質を変化させた後、作用させたが、変異は認められなかった。
(8)染色体異常誘起性
哺乳動物培養細胞(DON)に強酸性電解水を直接あるいは代謝活性系を加えて添加した後、コルセミドを加えて分裂中期の細胞を蓄積させ、染色体の異常を調べた結果、いずれも変化は認められなかった。
(9)亜急性毒性
Sprague-Dawleyラットを用いた90日間の強酸性電解水自由摂取による生体への影響を確認した結果、消化器臓器及び代謝臓器への影響を認められなかった。
また、腔組織に対して上皮層の肥厚を示す以外、特に毒性は認められなかった。
①強酸性電解水群の摂水
対象群とともに異常な摂水状態は無く、雌雄とも強酸性電解水を多く飲用する傾向(但し、有意差なし)が観察された。
②一般経過観察
対象群と比べて、ラットの外観、体重増加曲線などの一般的経過に異常は無く、歩行状態、毛並みの状態、眼症状、糞尿の状態などの全身的状態や飼料摂取状況に異常を来したものは観察されなかった。また、死亡例も全くなかった。
③血液検査結果
1)血液一般検査、2)白血球百分率算定、3)肝機能に関する生化学検査、腎機能に関する生化学検査(尿検査、クレアチニン)において対象群との差を認めなかった。
④剖検所見の結果
すべての個体について肉眼的に見られるすべての臓器、器官の大きさ、色調などに異常は認められなかった。
⑤病理組織学的検査の結果
食道粘膜、胃粘膜、十二指腸粘膜、肝臓、膵臓、腎臓などの組織は対象群に比べて異常所見は特に認められなかった。強酸性電解水に直接接触する口腔組織の上皮層(頬粘膜、舌)の肥厚という限局性の反応が認められた。
これは、12日間投与時ですでに認められ、その後進行するものではなかった。
御覧の通り強酸性電解水はさまざまな毒性試験をクリアしております。
一部の他社が主張している「強酸性であるから危険」であることは一切ございません。
毒性試験だけでは解らない「水道水の塩素」
前章で、強酸性電解水は強酸性であることも塩素を含んでいても安全である事が解りました。
ここで疑問にも思われている方もおられる問題を1つ記載します。
それは「水道水の塩素」です。
強酸性電解水の塩素と何が違うのでしょうか。
そして「水道水の塩素」ってなぜ嫌われているのでしょうか。
わざわざ塩素を抜くために浄水器があり、ウォーターサーバーやペットボトルが販売しています。
そんな嫌われている水道水の塩素は、毒性の試験をどんなにやっても「無害」で「安全」です。
これは水道水も強酸性電解水も同じですね。
塩素の種類も遊離残留塩素と呼ばれるもので、そのうち分解する同じ種類です。
では水道水の塩素の代わりに、強酸性電解水の塩素を水道管へ送り込むと、どうなるのでしょうか。
答えは、すぐに分解されて自宅の蛇口からは塩素は一切出てきません。
これでは蛇口からは、除菌力が無くなった「腐った水道水」が出て来てしまう事があるかもしれません。
そんな水を飲んでしまったら、水あたりを起こしてしまいます。
水あたりとは、細菌やウイルスに汚染された水を飲んだ時などに下痢、軟便、吐き下しといった症状が起こることをいいます。
そうはならない為に水道水の塩素は「すぐ分解しないように」「日持ちがするように」安定化されています。
日本国民の健康を守るために、致し方なく安定化されているのです。
しかし皮肉にも日持ちがする塩素は、飲み続けると体の中で残留し、
病気の原因となってしまう僅かな可能性があるために、嫌われてしまっているのです。
つまり「日持ちがする」「分解が遅い」「安定化している」ものは体内に入ってしまうと、
そのうち害を及ぼしてしまう僅かな可能性があるわけです。
では「日持ちがしない」「すぐ分解する」「安定していない」ものは、体内に入っても害を及ぼす可能性は低いと考えられます。
このすぐ分解する塩素が強酸性電解水の特徴であり、残留してしまう水道水の塩素とは違う点です。
次亜塩素酸水が加湿器の噴霧で使用する事が許されない理由は
水道水の塩素(遊離残留塩素)の量は季節によって変わりますが約1ppmです。
この約1ppmの塩素でさえ時間をかけて病気の原因となる僅かな可能性があると考えられているのに
安定化された高濃度の塩素を体内に取り入れ続ける事を考えてみてください。
つまり加湿器で噴霧する次亜塩素酸水が厚生労働省で認められない理由は
「体内で残留していつ分解されるか解らないから」
この様な理由では無いかと考えております。
特に水酸化ナトリウムが混入している次亜塩素酸水と名乗る商品は、日持ちがするため加湿器の噴霧には向かない可能性があります。
「日持ちがする」=「体内で残留する僅かな可能性がある」
各種次亜塩素酸水の違い
同じ遊離残留塩素でも塩素が分解する速さに違いがあります。
あなたが使っているのはどの次亜塩素酸水?
※粉末タイプは、「混合式 次亜塩素酸水」と同タイプになります。
もし電解型で使用後の塩素の分解速度が遅い場合は、化学薬品が混合している可能性が非常に高いと考えております。
時代を守りそして作った安定化された塩素たち
実はほとんどの塩素(遊離残留塩素)は分解して無くなってしまう性質を持っています。※結合残留塩素を除く
それを遅らせるために「次亜塩素酸ナトリウム」は「水酸化ナトリウム」や「界面活性剤」などの
化学薬品を混ぜ込むことで、塩素を分解し辛い様に加工してあります。
水道水の塩素も同様ですね。
これは決して悪いことではないのです。
だからこそ、いつでも除菌が可能になり世の中を便利して世の中に貢献してきました。
なかなか表には現れない貢献ですが、人々が病気をせず文明を進化させ続けて来れたのです。
それは20世紀の躍進を支えた影のヒーローであったと私どもは考えております。
しかしその影で分解が遅く残留しており、そのうち人体に対して害を及ぼしてしまう僅かな可能性の側面もあったのです。
21世紀のサステナブルな商品の象徴へ 強酸性電解水
20世紀の人類文化の躍進は、まさに化学薬品の恩恵を受けたからであると考えられます。
しかし21世紀を迎え、22世紀へと向かう私たちはこのままでいいのでしょうか。
化学薬品の恩恵は「日持ちがする」事が大きな要因であったと考えております。
しかし戦後の状況と現代社会では大きく変わりました。
物流は速くなり、商品出荷の当日または翌日にはご家庭へと配達され
各家庭に冷蔵庫があるため、生の食材もある程度の保存が出来るようになりました。
この現代社会において「過度な保存」は本当に必要なのでしょうか。
上記でも記載しましたが「日持ちがする」ことは「残留」することでもあります。
残留することは、自分たちの身体、地球環境を汚してしまう事でもあるのです。
強酸性水は、電気分解で発生した一時的な消毒液です。
使用後の分解スピードはとても速く、環境に優しい水へと戻ります。
それはまさに今後の世界が目指すサステナブルな商品そのものではないでしょうか。
地球の環境を壊さず、資源も使いすぎず、未来の世代も美しい地球で平和に豊かに、
ずっと生活をし続けていける社会を作る一端を担えるのは、この強酸性電解水であると確信しております。
「水」は生命の源であり、全ての生き物の生命の維持に欠かせないものです。
今こそ真剣にその価値と役割を考えていかなければなりません。
どうか私どもと一緒に考えていただけませんか。
この地球の未来のために。