農薬は身体に悪い？

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農薬と聞くと身体に悪いというイメージがありますよね。しかし、生産者側からすると農薬は農作物を育てる上で無くてはならないものなのです。そこで今回は、農薬のメリット、デメリットについて紹介していきたいと思います。

農薬のメリットとは？

農薬のメリットにはどんなものがあるのでしょうか？さっそく農薬のメリットについていくつか紹介していきたいと思います。

除草

農薬のメリット1つ目は除草です。自分で畑作業をしたことがある人は良くご存じかと思いますが、畑には雑草がたくさん生えてきますよね。小さな面積であれば手で草抜きをすることもできますが、農家さんのように広大な畑で作物を育てている場合は、一つ一つ雑草を抜いていくことは難しいのが現実です。農薬は雑草の発芽を抑制してくれるので、農家さんにとっては無くてはならないものなのです。

虫除け

作物に害を与える虫やダニなどの虫除けにも重要な役割を果たします。葉物野菜などは葉っぱに穴が空く虫食いが発生します。虫食いがある野菜は見た目が悪く、出荷することができなくなってしまいます。せっかく作っても出荷できなければ農家にとっては大きな損害になりますので、見た目を整えるためにも農薬が必要なのです。

生産性の向上

もう一つのメリットとして、効率よく省力的な管理ができることで、生産性の向上が見込める点があります。農薬を使えば、先程も触れたように除草や虫除けを手作業で行う必要がなくなることで、より広く大きな土地で栽培や管理ができるのです。

農薬のデメリットとは？

農薬のメリットを見てきましたが、逆に農薬のデメリットはどんなものがあるのでしょうか？

人体に及ぼす影響

大人から子供まで、人体に及ぼす影響が少なからずあるということです。残留農薬は神経系に影響があると言われており、また妊婦さんが残留農薬を取りすぎると、お腹の赤ちゃんに影響を及ぼす可能性もあるようです。

生態系が壊れる

農薬には環境への影響もあります。たとえば、稲につく虫を駆除するための農薬を使うと、稲につく虫自体は減りますが、その虫を食べる大きな虫までもいなくなってしまうなど、生物層を破壊し、生態系が壊れてしまう可能性があるのです。

コストがかかる

繰り返し農薬を使っていくうちに、耐性を持つ害虫や菌が増殖してしまい、それに伴って農薬の使用量が徐々に増え、コストも上がっていく傾向があります。とはいえ、農薬を使わず無農薬で育てる場合にもそれなりにコストはかかるので、いずれにしてもというところですね。

強アルカリ電解水を使えば安心

では、作物を育てる際には欠かせない農薬ですが、出荷された野菜などを食べる時はどう対処するのが良いのでしょうか。実は食べる前に野菜などを「強アルカリ電解水」で洗うことで農薬を気にせず安心して食べることができます。

そもそも強アルカリ電解水とは、水を電気分解して作られたもので、化学薬品や界面活性剤などを使用していないので、薬剤の残留や泡立ちの心配もなく、安心して使える野菜の洗浄水です。吹きかけた後で水洗いをするだけで、気になる農薬や防腐剤などをきちんと洗うことができます。

また、強アルカリ電解水の粒子は細かく、浸透しやすいため、汚れの下に入り込んで汚れを浮かしてくれます。油にも強く、リンゴのワックスなどもするっと落としてくれます。

使用量を守って正しく付き合おう

ご紹介したとおり、作物の成長を促すものや、害虫・害獣駆除など、様々な作用のある農薬があります。しかし、害のあるものを駆除するための成分が入っているので、身体に入ると良くないというイメージもあるかと思います。昔は法整備もされておらず、基準が無かったこともあり、農薬による問題が次々と起こりましたが、現在ではきちんと法整備がなされ、厳しい基準が設けられたこともあり、使用量を守っていれば、問題はありません。
　

生産者にとって必要不可欠である農薬についてしっかり理解することで、消費者として怯えすぎることなく、うまく付き合っていくことができるのではないのでしょうか。正しい知識を得て、安心・安全な野菜を美味しくいただきましょう。