次亜塩素酸水は手の消毒をして大丈夫?そして濃度は何ppm?
次亜塩素酸水は手の消毒をして大丈夫?そして濃度は何ppm?
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毎日コロナ禍で手の消毒をする事が多くなり、何回も何回もアルコールで手を消毒していたら、手荒れがしてきて本当に嫌気がさす方もいらっしゃると思います。人に優しく環境にも優しいと言われる次亜塩素酸水で、手の除菌が出来たらとても良いですよね!?しかも次亜塩素酸水は、経済産業省所管のNITEで新型コロナウイルスに塩素濃度35ppm以上で有効な物質として評価されました。そして皮膚の毒性試験もクリアしている、だったら使ってもいいのでは!?
でも消費者庁からは「手指に使用しないでください」とのお達しが・・・。皆さん「なんで?????」って思っちゃいますよね。
目次
次亜塩素酸水では手の消毒は出来ない?
その理由は、皮膚毒性の試験だけでは実績としてのエビデンスが足りないからです。飲み薬やワクチンも何万件以上もの大量の治験をして「害が無く効果がある!」という判断になり、厚生労働省から人体に使用していいと認可が出ます。しかも一般家庭などでの実績データではありません。医師などの監修のもと行った実績データが必要となるのです。この次亜塩素酸水の手の消毒の認可も、同じようなことが必要となります。
でも製品紹介ページで皮膚毒性が無くて効果があるのであればやっても大丈夫なのでは?と考えちゃいますよね、でもそれはちょっとまってください!次亜塩素酸水と名乗る商品でも製品にバラツキがあり、良いものと悪いものが混在して販売しているのが現状なのです。
現に次亜塩素酸水と名乗る商品を手指の消毒に使用してしまい、国民生活センターへの相談が相次いで入り、主に以下の悪い例があります。
【事例1】「次亜塩素酸水」の消毒液を手に使用したところ手が痛くなった
商業施設の入口で消毒液を手にかけたところ、針で突かれたような痛みが生じた。すぐに水で洗い流したが痛みが続くため、皮膚科を受診した。商業施設に問い合わせると、「次亜塩素酸水」だといわれた。(受付年月:2020 年 6 月、被害者:40 歳代・女性)
【事例2】ホームページと本体に記載された濃度の表示が異なっていた
新型コロナウイルスが気になり、薬局で「次亜塩素酸水」を購入。ホームページには 300ppmと書いてあったのに、購入した製品の表示では 200ppm になっている。表示が異なっているがどちらが本当だろうか。(受付年月:2020 年 6 月、相談者:40 歳代・男性)
【事例3】コロナウイルス対策に「次亜塩素酸水」を購入。薄めずに手に振りかけても大丈夫か
コロナウイルス対策用に店舗で除菌剤を購入。表示を見ると、成分に「次亜塩素酸水、弱酸性」とあり、消費期限 2 年間と表示されていた。「次亜塩素酸水」を薄めずに直接手に振りかけて大丈夫なのか。(受付年月:2020 年 3 月、相談者:70 歳代・女性)
これゆえに次亜塩素酸水での手指の除菌は基本的には推奨されていません。じゃあ止めておいたほうが無難か、、と思ってしまったあなた!
ちょっと待ってくださーい!!!
実は次亜塩素酸水の種類の中で、唯一「手指洗浄消毒」の認可がある規格があったのです!医師の監修のもと何万件以上もの実績があって「効果があって大丈夫!」と厚生労働省よりお墨付きを得ている規格があるのです!
それが弊社が販売している強酸性水こと「強酸性電解水」(強酸性次亜塩素酸水)です。次亜塩素酸水の中で認可があるのは、ただこの規格だけです。
いや、次亜塩素酸水は知っているけも、強酸性水って知らないケド、、って思ったあなた!実は強酸性水(強酸性電解水)は、次亜塩素酸水の本家本元の規格なのです。その説明はこちらから。
なぜ強酸性水だけ手指洗浄消毒の認可があるの?
強酸性水(強酸性電解水)は、30年以上前から主に医院で使用されてきました。機器が医療業界へ累計で何十万台以上もの販売実績があり、一般消費者の知られていない所で医師や看護師たちが手指の消毒で大量に使用していたのです。その実績があるが故に強酸性電解水のみが、1996年に「手術時の手指洗浄消毒」の認可を得ました。これは裏返せば、医院に対して販売実績は本当であったという証拠でもあるのです。だから薬品ではないのに手指洗浄消毒の認可があるのは、とっても重要ですごい事なんですよ!この功績があったからこそ、「次亜塩素酸水」が食品添加物の規格となって誕生したのです。
強酸性よりも弱酸性や微酸性の方が安全では?
ここでさらに疑問がありますよね。「同じ次亜塩素酸水の規格ならば、微酸性や弱酸性も使っていいでしょ?むしろ微酸性や弱酸性の方が安全そうなイメージなんですけど?」
答えは×に近い△です!イメージでは強酸性よりも、微酸性や弱酸性の方が安全そうですよね?
強酸性の方が安全性が高い理由が3つあります。
1.強酸性といっても危なくはない
強酸性と言っても、決して危ないわけではありません。酸性度のpHは2.2~2.7で、これは温泉やコーラの酸性度と変わらないのです。酸性雨などはpH5ほどの弱酸性で危険視されていますが、含んでいる成分が化学薬品の硫酸などを含んでいる為に、危ないのです。つまり酸性度ではなく含有成分によって、弱酸性でも危険性がある可能性があります。
2.塩素濃度がかなり低くても威力が強い
強酸性水の酸性度は、OHラジカルのイオンが多く含まれているために酸性度が高くなっています。OHラジカルとはシャープ製プラズマクラスター®などでも使用されている、イオン除菌技術です。現に、新型コロナウイルスに対しては塩素濃度たった10ppmで除菌率99.99%以上であるとのエビデンスがあります。(参考:大阪医科大学-強酸性電解水(有効塩素濃度10ppm)で新型コロナウイルスを不活性化できることを確認)
3.使用後の塩素が分解する速さが一番速い
威力が次亜塩素酸水の中で一番強いにも関わらず塩素濃度が低く、使用した塩素もすぐに分解してしまう故に安全性が高いのです。強酸性電解水の一般的な1隔膜2室型の消費期限は約10日間ですが、上記の国民生活センターの例から【事例3】の混合式弱酸性次亜塩素酸水の商品は消費期限が2年間と記載してあります。消費期限にかなりの差がある事から分解の速さに違いがあるのが良くわかります。
また混合式の次亜塩素酸水は、成分に洗剤の原料となる水酸化ナトリウムが含まれているのも肌を痛めてしまう原因の1つです。よって肌に使用したあとは水で洗い流したほうが害は低いと考えられます。詳しくはブログ「次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの違い」を参照してください。
この塩素の分解の速さは自社調べではありますが、他の次亜塩素酸水と比較すると以下の表の様になります。
この説明で皆様が理解できる文章を私は書けましたでしょうか?強酸性水は自分で書いていて、気持ちいいくらい最高規格の次亜塩素酸水です。弱点は保存が難しく日持ちが1番しない事。でもそれは分解しやすく安全性が高い事の裏返しですよね。
次亜塩素酸水の手の消毒の塩素濃度は何ppmが良いの?
上記表を参考に見て頂ければ解ると思いますが、一般的に販売されている次亜塩素酸水は、電解型では無く「混合式」です。混合式の特徴は
・pH値 微酸性~弱酸性
・塩素濃度 50~800ppm
ほとんどが500ppm前後の高塩素濃度で、強酸性の商品はありません。また高塩素濃度でなければ効果は薄いので、厚生労働省より新型コロナウイルスに対しては80ppm以上で使用してほしいとの記載があります。しかし高い塩素濃度は、それだけ皮膚に対して痛める危険性も高くなってしまいますし、分解の速度も強酸性に比べると遅いので痛める時間も長くなってしまいます。また混合式はハイターなどの次亜塩素酸ナトリウムで作られているので、洗剤の原料である水酸化ナトリウムを含む商品を手指に使用する事は、お勧めできないと思います。
結局、認可がある酸性電解水(電解型次亜塩素酸水)以外は、手指の消毒には向かないのかも知れません。強酸性水であれば、規格通りの塩素濃度20~60ppm。 これが宜しいと考えられます。ただし汚れやタンパク質をしっかり洗い流した後に、たっぷり使用する事が推奨です。
まとめ
次亜塩素酸水の中で手の消毒には認可のある強酸性電解水(強酸性次亜塩素酸水)が1番お勧めです。自社調べでは新型コロナウイルスに対する塩素濃度は20~60ppm。経済産業省所管のNITEの推奨は塩素濃度35ppm以上です。使用する前には手の汚れやタンパク質をしっかり洗い流した後に、たっぷり使用してください。
こちらもよく参考にしてくださいね!
次亜塩素酸水による手洗いをめぐる国会における質問主意書と答弁書に関連する見解-令和 2 年 4 月 15 日
まだまだ続くコロナ禍、それでもしっかり手を洗って明日を明るく元気に生きていきましょう!
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